Wednesday, January 30, 2008

Base layer: Waipoua merino wool M1415C


メリノウールという素材に興味があったので、さかいや楽天店のアウトレットで半額になっていたこの製品を1枚購入した。着てみてびっくり。本当にチクチク感が全くなくて、なめらかで柔らかく、暖かい。上にフリースを着るときも滑りが良くて着易い。このロングTクルーネックはパイネ国立公園に寝間着として持っていった。山小屋でシャワーを浴びた後はこれを着て、上にパタゴニアのマイクロパフボールベストを着てテントの中で過ごしていた。着た瞬間からほんのり暖かいので行動後にこれに着替えると精神的にもホッとする。シャワーのないキャンプ場では着替えずにCapilene 3で過ごしていた。
1月の高尾山に行ったとき、登りはCapilene 3だけでは寒かったので上にこれを着たらちょうど良かった。伸縮性に富んでいるのでベースレイヤーの重ね着にも便利だと思う。

Monday, January 28, 2008

Insulation: Patagonia Micro Puff Pullover


これは約200gと軽いのが魅力。暖かい時期のハイキングや観光旅行の際に鞄に入れておいて、冷えたときに使用するのが向いていると思うが、寒い時期のインサレーションには向いていないと感じた。
9月のスイス、雨降るグリンデルワルトから日帰りハイキングに行った。気温は6℃。Hot Chillysの薄手リラックスフィットのベースレイヤーの上にこれを着て薄手のレインウエアのジャケットを着たが行動中も寒かった。
Hot Chillysの薄手リラックスフィットのベースレイヤーにPatagonia R2フリースジャケットの上にこれを着て、更に薄手のレインウエアのジャケットを着て12月下旬の長野の地獄谷に行った。行動中は良かったが、温泉に浸かる猿を撮影している間はちょっと寒かった。気温は1℃、積雪有りだった。R2も防風性で中綿のあるパフを着ればもっと暖かいかと思ったのだが、この組み合わせよりもダウンジャケット単体の方が暖かかったかもしれない。
これよりシンチラのフリースの方が暖かいんじゃないかと思う事もある。防風性があるのは助かるが。
撥水性は一冬使用したら翌年は無くなっていた。
スタフサックも無くした。衣類のスタフサックはよく無くす。スペアを別売りで売って欲しいものだ。
パイネ国立公園に持っていく予定だったが、行く直前に腕時計のボタンが引っ掛かって破けてしまったので急遽ダウンジャケットに変更した。(寒かったのでこれは幸いした)

Saturday, January 26, 2008

Cooker: EPI Titan Backpackers Cooker S


ICIの新宿店で安くなっていたので購入した。本体と蓋で140gの縦長。ガスバーナーで500mlのお湯を沸かすのに7分くらい掛かりました。もっと広底で高さの低いクッカーにした方が効率良かったかな、と少し後悔。でもこのクッカー自体には満足しています。
ストーブは現地でレンタル。メーカーはチリでメジャーなDoiteというブランド。着火装置が無いので100円ライターを現地で購入した。ガス缶はホステルで過去のトレッカーが置いていった物を無料でいただいた。3つ持っていったが1つで十分だった。(1つ230g)
寒い中お湯を沸かして大活躍してくれた。現地のスーパーでも一人分の粉末スープが何種類も売っていた。美味しいものもあったのでもっとたくさん買っていけば良かった。

Cuernos


(上)Tvs Digital (下) Caplio GX100
これは両機で満足できる写真を撮影出来た例です。両機とも同じ位置から広角端で撮影しました。画角の差はご容赦を。パイネ国立公園では広角は必須ですね。
こんな感じで撮れれば上々かなと思います。

Friday, January 25, 2008

Trekking Poles: Black Diamond Trail


こちらもICIで店員さんの薦めで購入した。LEKIのは高いんですが、これは2本で1万円もしませんでした。パイネは風が強いので重い装備を背負って歩いているときにバランスを崩す事が2,3度あったがこのポールのお陰で転倒せずに済んだ。
FlickLock式で長さ調節も素早くできて便利です。
今度はLEKIの雪用バスケットを付けて雪山でハイキングに使用する予定です。
普段のハイキングではストックは使わないんですが、装備が重いときはあった方がいいですよね。
バスケットは取り替え可能で、雪用のバスケットは純正よりもLEKIの方がピッタリだった。Black Diamondの雪用ポールは若干細めに出来ているらしい。

[2010/12/15]
ニュージーランド南島で小屋泊トレッキングの際に使用しました。Great Walkのよく整備された登山道では2本ではなく1本で十分でした。主に上りの時に脚力をカバーするのに使いました。荷物の重さも20kgを切ると2本あると邪魔に感じましたし、ポール無しで歩いていた方が速いんですよね。小屋泊の時は1本持参で十分かも。

ワンプッシュオープンの携帯電話

トレッキングにも写真にも全く関係無いんですが、ワンプッシュオープンの携帯電話って便利そうだな、とアメリカのテレビドラマを見てて思いました。ボタン一つで折りたたみ式の携帯が開いて着信するのですぐ通話が開始できます。で、今日、日本国内にあるケータイでワンプッシュオープンの端末を触ってきたのですが、感想は「イマイチ」。何がイマイチだったかというと:
1.開くのが遅い
2.閉じた状態で誰から掛かってきたのかわからない

1つ目は普通に片手で開けた方が早い。ボタンを押して、ちょっと間があってからのんびり開くのだ。開くスピードが指を間に入れて開けちゃった方が早いんですよ。アメリカのドラマに出てくる端末はもっとキビキビ開いているように感じたから便利そうだったけど、こんなにトロいんじゃあ買い換える気にはならないな。

2つ目は、開いた時に音声着信も応答する設定になっていると、誰から掛かってきたか確認できないまま通話が始まってしまうということ。居留守が使えない。

ということで、5年目に突入した今の古い端末をそのまま継続して使うことになりそうだ。

Flashlight: GENTOS Rigel GTR-031T


アメリカのテレビドラマ「NCIS」で捜査官達がLEDライトを多用しているのに影響されて、私も電球式のマグライトからLEDライトに乗り換えました。SUPERFIREやGENTOSシリーズは価格も安いし、普通に懐中電灯として使うには十分過ぎるくらいです。
このモデルは単3電池一本で使えるので、高価な電池を買う必要も無いですし、電池が切れても海外でも簡単に手に入ります。片手で握ってちょうど手のひらに収まる長さなので邪魔になりません。キャンプ地ではヘッドランプよりもこちらを多用していました。
スイッチはテールスイッチで底についていて、これが結構便利です。NCISの捜査官のようにライトを握って向きを変えながら親指でテールスイッチを押す方が胴部にあるスイッチを押すよりも指も手首も楽なんです。
ストラップは無くても良い気がします。ストラップよりもベルトなどに付けられるクリップが欲しかったですね。それも怪我しないような形状に設計されたものが良いです。

Head Lamp:ALTERIA PETZL compact headlamp E48P


ハイキングの時も非常時に備えてかならず持っていきます。小型軽量です。電池含んで65gですから。
夏のパタゴニアは23時くらいにならないと暗くならず、6時には日が昇りますから灯りはほとんど必要無かったですが、夜中に用を足しに行くときや日の出前にキャンプから展望地まで岩場を登った時などに利用しました。
岩場で手を使って登るような場合はヘッドランプでないと手が塞がって不便ですが、私は普通の懐中電灯の方が使いやすいです。頭の向きと目線がいつも一致しているとは限らないので。

Platypus Platy Bottle: 2L


言うまでもないことですが、これは使わないときは場所をとらないのでテント泊には大変便利です。調理のため、スープを作ったりなど水場がすぐ近くにないときばかりだったので川からこれに水を汲んで使っていました。
一つ難点を挙げるとすれば、洗った後に中がなかなか乾かない。ぶらさげて干しておくんですが、何日かかかるんですよね。何かいい方法ないですかね。

[追記]
このコンテナはモンゴルに持参して、ゴビ砂漠ツアーで川や井戸の水を汲んでキャンプ地に持ち帰るのに重宝した。水道のあるキャンプ地ばかりではないので、汲んできた水で歯を磨いたり、顔を洗ったり、髪を洗ったりなど活用できた。空の時は場所を取らないので便利。

Nalgene water bottle


これはアメリカの大学院に通っていたときに、学部生のみんなが授業やジムに持って来ているのを見て口が大きくて掃除しやすくて便利そうだなと思って購入しました。アメリカの大学はあちこちにミネラルウォーターサーバーが置いてあって、これを持っていると天然水をあちこちで補給できるので便利なんですよね。学生の頃は1Lのものより450mlの方が便利でしたが、ハイキングや旅行には1Lのものを使っています。ただ、旅行中は時々すすいでから中を乾燥させないと中が水臭くなるので注意が必要です。
パイネではキャンプでお湯を沸かして入れて湯たんぽにしてかじかんだ手足を暖めたり、川や滝で水を汲んだりするのに利用しました。
落としても壊れなくて頑丈です。
スポーツウォーターやお茶などを入れるとしばらく臭いが抜けませんが、水と一緒に炭を入れておくと臭いは大分マシになります。
会社にも家から水を入れて持っていってます。飲み物代もばかになりませんからね。私は周りの目は気にならないので大丈夫。堂々と使ってると影響されて水筒持ってくる人がちらほらと出てきたりします。

THERMOS 真空断熱ケータイマグ JMK-350


もともとは家から会社にお茶やコーヒーを持っていったり、会社で紅茶を入れたりするのに購入した保温マグです。5時間くらいは熱いままなので飲みきるまでに冷めるという事はありませんでした。この点、1時間もすると冷たくなってしまうサーモマグとは全然保温性が違います。今回は寒いであろうパイネ国立公園で必要になるかもと思って一応持っていきました。クエルノスからチレーノ、トーレス辺りは寒かったので、朝お湯を沸かしてケータイマグに入れ、行動中に飲んだりキャンプでお湯を入れておくのに使ったりとなかなか便利に活躍してくれました。夏のパイネだと350mlで十分でした。
ただ一つ難点があるとすれば蓋のゴムパッキンですね。4ヶ月くらい毎日会社に持っていってたら中から少しずつ液漏れするようになってしまい、鞄に放り込んでおくわけにはいかなくなってしまいました。おそらくパッキンを取り替えれば解決するのでしょうが、パッキン買うのもお金掛かるし、面倒だし・・・。
サーモスの製品はAmazon.co.jpや楽天などのオンラインショッピングで購入するよりも、スーパーマーケットで買った方が安いですよ。

Friday, January 18, 2008

Under tight: THE NORTH FACE Lightweight Tight


ダクロンQDの保温タイツ。パイネでは三本塔付近でのみ着用。Miradorではこのタイツの上にモンベル・シャミーズパンツ、雨具のズボンを着用したがそれでも寒かったので、もう少し厚手のものを持っていっても良かったかもしれない。Campamento Torresでもこのタイツを着用していた。
三本塔へ向かう行動中も着ていたが、汗で冷えることは無かった。

Inner socks: MIZUNO Breath Thermo


ミズノのブレスサーモ、5本指インナーソックス極薄にHALISONの総パイルソックスを重ね履きした。この5本指インナーソックスのおかげで、いつもなら指の股や足の裏に豆ができるところが7泊8日山歩きをしても何も出来ませんでした!これからたくさん歩くときはこの靴下を二重履きします。
この靴下を洗わずに3~5日くらい何度か過ごすことになりましたが、とても快適に過ごすことができました。トレッキングや観光旅行には欠かせない品になりそうです。

[2010/12/15]
この靴下よりもはるかに快適なのがICI石井スポーツのメリノウール製の5本指靴下。乾きも速いし常に足を乾燥した状態に保ち且つ暖かい。洗濯しなくてもあまり臭くならず、蒸れ感、ネトネト感などの不快感も無し。

Soap: Pax Naturon body soap 60ml

パイネに持っていった装備で最悪だったのが太陽油脂株式会社のパックス ナチュロン ボディソープだ。何が最悪だったかというとこの容器のキャップ。簡単に開いてしまうのだ。山行中パックの中でソープが毎日流出し、大変だった。ビニール袋に入れてなんとか防いだ。キャップのツメを切り落としても尚漏れ続けた。シャンプーや石けん類のキャップはねじ回し式のものに限る。ワンタッチで開くやつは携帯には向いていない。何を考えてこんな容器に入れて売っているのか。次回からは容器にも気をつけて商品を選びたい。

Vest: Patagonia Micro Puffball Vest




キャンプ中に重宝したのがこのベスト。2005年モデル。さかいや楽天店で購入。R2フリースジャケットの上に着るとちょうど胴部の風を遮ってくれて暖かかった。テント内でも寝袋に入ってないときは着用していた。
ポケットがスタフサックの代わりになる点が面白い。
これ一つですごく暖かいというわけではないが、防寒着の調節には便利な一枚だと思います。Capilene 3の上に着たり、R2の上に着たり、ユニクロのマイクロフリースの上に着たり、ダウンジャケットの下に着たり、レインウエアの下に着たりと便利に利用しました。トレッキングだけでなく、観光旅行にも便利です。
ちなみにパタゴニア地方のチリ人はベストを着用していることが多かった。

Watch: SUUNTO Vector


人気のスントのベクター。多機能時計。楽天で海外の輸入品を購入。ちょっと大きくてパックを背負う時に腕が肩ストラップに引っかかって邪魔なので少々気をつけなければならない。

高度計や温度計は調整をしなかった。
方位磁石はマニュアル通りパイネで調整して使用した。磁北の調整も出来るのが嬉しい。(パイネは東14.7度も違う)
方位磁石は正確で、トレッキング中や町歩きの時にとても頼りになり便利だった。結局持参したコンパスは使わずじまいだった。(山道がわかりやすかったのでろくに地図を見る必要もなかった事も影響している)

海外に行く場合はデュアルタイム機能が無いのが少し不便だが、無ければならない機能ではないから仕方ない。

温度計はどこまで正確なのか不明。きちんと腕から外して15分待って計っていたが、少し高めなのでは?と思うことがあった。
高度計などは今後国内で使用する機会があったら利用し、検証してみたい。

Jacket: Patagonia Down Jacket

パイネであまり使うことは無かったが、あって良かったのがこのダウンジャケット。コンパクトにスタフサックに収納できて暖かく、また家の洗濯機で洗える優れもの。パイネの三本塔の展望台はえらく寒く、雲が晴れたり日が出てくるのをじっと待っているときにこのダウンジャケットをデイパックから出して着て凌いでいた。ダウンジャケットの下にはR2、マイクロフリース、キャプリーン3を着ていた。通勤やカジュアルにもこのダウンジャケットを使っていて、都内では下に長袖シャツ一枚でまず平気で冬が越せる。
羽毛はなんだかんだ言ってちょくちょく出てきてしまう。
撥水性は乾燥機に掛けて熱すると回復するらしい。
デッドエアが逃げるのを防ぐために裾のドローコードを少し絞っていたせいか、裾の内側の布が穴だらけになってしまった。直営店に持ち込んだら修繕の見積には4週間かかり、おそらく5千円くらいかかるであろう、と。裏地もすり切れて来たし、新しいのをセールで買った方がいいのかなぁ?

fleece pants: mont-bell Chameece pants


キャンプ場で使用するのに便利と思ってさかいやモンベル館で購入しましたが、ユニクロのマイクロフリースパンツで良かった気がします。値段も3分の1くらいですし。
これは着心地も良く、重宝しました。でも下着を着けて着ないとおならの臭いなどが付着してしまって普通に着ていても臭くなってしまうので注意が必要です。

寒いときはこれを行動着にしたときもありました。蒸れないし良かったです。
パジャマ代わりにもなりますね。

一つ気になったのはお尻のポケットのジッパー。この金具がシュラフやトレッキングマットを傷つけないか気になったので、テント内ではズボンを少し折り返してジッパーを隠して履いていました。

Regulator: Patagonia R2 fleece jacket

パイネでのトレッキング用にさかいやスポーツ パタゴニア・ロック館で購入。

体にぴったりな作りなので中に着込むことはできないが、腕の動かし易さなど動きやすさは特筆もの。同じPatagoniaのシンチラに比べて大分暖かい。が、10℃以下の温度だとR2では厳しい。
悪天候時や夜明け前、早朝などの行動中、休憩時にCapilene 3の上に着て使用していました。非常に優れた調節着で重宝しました。
バックパックと擦れて背中や腰の起毛がダメにならないか少し心配です。
行動中、晴天時は暑くなるすぎることがあるので前を全開できるジャケットの方がプルオーバーより便利だと思いました。といっても行動開始後大抵はすぐに脱いでしまうのですが。

[2008/11/06]

11月初旬に中国のHuang LongとJiu Zhai Gouの観光に使用しました。Huang Longでの標高3,000mを超えた高地でのハイキングではR2の通気性の良さで蒸れることなく快適にハイキングが出来ました。ベースレイヤーにはCapilene 4を使用しました。日中の気温は最高16℃程度。日没後は急激に冷え込み、2℃くらいまで下がりました。帰りの観光バスに暖房が無かったため車内はとても寒く、Capilene 4+R2+Raintexだけでは寒くて仕方がありませんでした。R2の上に防風性のある上衣を着ても、ダウンジャケットの防寒性には遠く及びません。レインウエアやシェルのような薄手の上衣ではなく、マイクロパフやダウンなどの中綿入りの上衣を重ね着するべきです。R2は防寒着なのですが、あくまでも運動中の行動着であることを忘れると寒い思いをします。

Base layer: Patagonia Capilene 3



パイネでのトレッキング用にさかいやスポーツ ウエア館で購入。
今までミズノのブレスサーモを使用したりHot Chilly'sのベースレイヤーを使用した事があったが、このキャプリーン3はとても快適な肌着だった。行動中、汗を掻いてもその汗で体が冷えない。知らない間に汗は乾いてしまっている。暖かい時には涼しく、寒い時には暖かい。2~4日洗わないでトレッキングしても、水洗いしても臭わなかったし、汗や皮脂で着心地が悪くなることも無かった。
着心地も良く、上半身の動きを妨げることなくサポートしてくれて快適だった。
パイネでの行動中、これ一枚か上にTシャツを重ね着する程度でほとんど行動し、フリースを着る必要はほとんど無かった。防風性もそれなりにあって、強風のなかキャプリーンだけでも行動中は大丈夫だった。強風に雨の時はキャプリーンの上に雨具を着用した。
ジップネックのおかげで晴天時に暑くなったときも温度調節できるのが有りがたかった。
このベースレイヤーには大満足しています。

Sleeping bag cover: mont-bell Ultra-Light

ダウンの寝袋を使用するときは、寝袋が濡れないようにカバーは必須です。テント内は雨が降ると結露して結構濡れます。このカバーは撥水性もしっかりしていて、ゴアテックス防水なので安心してダウンの寝袋で寝る事が出来ました。願わくばサイドジッパーがもう少し下まで開ければいいのですが。

Sleeping bag: mont-bell Ultra-Light Super Stretch Down Hugger #4 Long


2004年のチュニジア、サハラ砂漠でのキャンプ用に神田L-Breathで購入。GORE-TEXのシュラフカバーも使用し、下にはサーマレストマットを敷きました。モンベル公式ページによると、ULSS #4で3℃~16℃くらいまでが下着などでの快適睡眠温度域だという。実際にテント泊をするととてもじゃないがモンベル表示の温度では寒すぎて眠れなかった。1月(真夏)のパイネ国立公園(レンジャー発表のペオエでの最低温度は2℃でした)にこのシュラフでは寒すぎました。とくにパイネの三本塔近くのキャンプ場ではPatagonia Capilene 3、UNICLO マイクロフリース、Patagonia R2を上に着込み、下はmont-bellのマイクロフリースパンツを履いてもまだ寒かったです。このときSUUNTOのVectorの温度計でテント内気温は7℃。(きちんと腕から外して置いて測定) SUUNTOの腕時計の温度計がどこまで正確かはわからないが、とにかくモンベルの言う快適睡眠温度域は全然アテにならないなと感じました。
ちなみに2004年10月のチュニジア、サハラ砂漠では逆に夜間でも暑いくらいでした。気温はパタゴニアより随分高かったので当然ですが。やはり山に行く場合はもっと暖かい寝袋が必要だと感じました。ただ伸縮性が有って窮屈ではないのは良かったです。
小型、軽量で暖かい良い寝袋のオススメがあればぜひ教えてください。とりあえず今度はISUKAもしくはNANGAのダウンの寝袋を買おうと思っています。

[2009/09/04]
モンゴルのゴビ砂漠ツアーで8月中にゲルの中でこの寝袋を使用しました。ゲルの中の気温は12度~16度で、肌着でちょうど良いくらいでしたが、明け方は肌着の上に一枚着ないと少し冷える感じがしました。

[2010/12/14]
12月にニュージーランド南島で小屋泊トレッキングをしたときに利用しました。小屋の中で調度良い暖かさでした。長袖メリノウールのベースレイヤーに夏用トレッキングパンツで寝てました。やはり、テントで使用するのには無理があるのかも。。。

Mat: Therm-a-Rest PROLITE 3 SMALL


トレッキングマットは全身用を一つ持っていたが、荷物の小型化と軽量化のため、半身用のマットを今回購入した。だが、使用してみてやはり全身用の方が良かったかと思った。半身用は首から下腰くらいまでにしいて、足の部分はデイパックや衣類などを敷いたが、寝るときに足元がかなり冷えた。このマットは畳んでパックの内部に格納したが、全身用を丸めてパックの外にストラップで固定すればパックの容積は圧迫しない。場所と季節にもよるが、次回からは全身用をなるべく持って行こうと思う。
マットを敷いた部分は夜間も比較的快適だった。やはりこれが有るのと無いのとでは随分違う。注意しなければならないのは、きちんと呼気でしっかり膨らまさないと体重で潰れて体が地面に接してしまい、断熱効果がなくなってしまうということです。

Tent: ICI PAINE GORE LIGHT 1-2人用


パイネ・グランデ キャンプ場にて。GX100で撮影。

防水、軽量、小型を重視してCORE LIGHTとGORE LIGHT Xとの間で悩んだが、パタゴニアの強風に耐える事を考慮してXより頑丈なGORE LIGHTにした。装備を少なくするためにフライシートは使用しなかったが、頻繁に雨が降ったことを考えるとやはりフライシートはあった方がいいと思いました。前室があると靴も置けるし、雨の中入口を開けてもテント内が濡れずに済みます。
このテントは黄緑色の部分がゴアテックスで、この部分の撥水性は良かったです。(ごく一部染みてきた箇所がありましたが)。深緑部分はゴアではなく、この部分の撥水性は低かったです。夜は0~10℃くらいだったのですが、雨が降ると結露がひどかったです。床には銀マットを敷いていましたが、床の周りにフリーザーパックのビニールに空気を詰めて置いたりして結露の水に触れないようにしていました。断熱効果も少しありましたね。
キャンプ場の地面の小石や木の根っこなどを完全に除去してテントを設営することは困難なので、テントの下に敷く保護シートもあると良かったかもしれません。しかし、フライシートの地面に敷く保護シートもあわせると、パック内での容積と重さが気になって来ます。考え物ですね。
私は身長が175cmなのですが、真っ直ぐ寝ると足が微妙に伸ばしきれません。なので対角線上に寝ていました。
ペグよりも重い石や木の枝を使って張り縄した方が楽だし固定性も高かったです。
テントの設営や撤収は簡単でした。

Day pack: Gregory 22L


13年間使い続けているデイパック。内側のコーティングは劣化して嘔吐物の臭いを放っているが、分厚い肩ストラップと頑丈なバックルが好きで使い続けている。今回は中身を空にしてぺったんこにしてAetherの背面のストラップで外側に固定した。キャンプ地から日帰りで出かけるときに利用。ハイキング用ではないようなので背中が蒸れるが、背中の蒸れ対策のあるパックは嵩張るので仕方が無いか。
撥水性、防水性は無し。パックカバーを別に買って常備しています。

Pack; OSPREY Aether 85



長年使っていた50-55LのMILLETのパックでパイネに行こうと思いましたが、今回はテントなどもありどうしても入らなかったので神田ICI登山本店で新規に購入しまいした。色々背負って悩んだ末、このOSPREYのAether 85が一番妹尾居心地が良かったので決めました。
良かった点は、20kg超の荷物を背負っても肩に負担が来なくて、本当に自分の体重が20kg重くなっただけのように感じる背負い心地です。腰のベルトも良い感じでした。背中や肩のストラップも蒸れて気持ち悪くなることも特にありませんでした。お陰様で快適にトレッキングを完遂することができました。非常に良いパックです。上位のクレセントは背負ってませんが、Aetherはクレセントより薄手の生地で出来ているため1kgくらい軽いのが特徴です。Aetherは2.2kg。購入して持って帰るときも確かに軽かったです。

気になった点としては、ストラップのバックルなどがちゃっちくて壊れやすそうな点。予備のバックルを持っていったくらいですが、テント内などでも踏まないように気をつけていたので壊れずに済みました。肩ストラップと本体との接続部分が薄い生地2枚を縫い付けてあるだけなので取れてしまわないか心配でしたが、負荷が掛からないように気をつけて扱っていたので今回は大丈夫でした。また、生地が薄いこともあって、保護のためトレッキング中はずっとICIのパックカバーをしていました。お店で色々なパックを見ていて感じたことは、軽量化のためか、最近のパックは12年前の物に比べて大分作りがちゃちいということです。12年前に購入したMILLETのはどんなに乱暴に扱っても壊れそうものないほど頑丈に出来ていますし、底の生地も厚くて頑丈で撥水性のあるものが使われています。パックの内側のコーティングの劣化もそんなにひどくはないので快適に使い続けています。Aetherもこのように長期間使用が可能であることを期待しています。

Rain Gear: THE NORTH FACE Raintex


THE NORTH FACE NP10203. GORE-TEXの薄手の上下別の雨具。グレーを使っています。新宿のL-Breathで購入。2004年にチュニジアで夕立でびっしょりになったのを契機に雨対策として2005年に購入して以来旅先には必ず持っていっています。観光に、ハイキングに大活躍してくれました。軽量・コンパクトでゴアテックスであることを最優先して決めました。2007年にゴアテックス衣類専用の撥水スプレーをし直したのですが、パイネトレッキング中に上着の腕の部分の撥水性が無くなってしまいました。撥水性がなくなると雨具が濡れ、透湿性は無くなり、更に冷えて寒くなるので注意が必要です。浸水はしてきませんでしたが。雨具はやはり何年か使ったら、山行前に撥水スプレーをし直さないといけないのかもしれませんね。日帰りくらいなら大丈夫でしょうが、2泊以上の場合はスプレーした方が良さそうです。
この雨具はコンパクトで軽く、防風性もしっかりしているのでバックパッキングに非常に便利です。ただゴアとはいえやはり蒸れます。ウィンドブレーカーとして使用しても蒸れます。でも防水性はしっかりしているので安心です。今後もしっかり手入れをして使い続けたいと思います。

[2010/12/15]
ニュージーランド南島でのトレッキングでも使用しましたが、2日目以降の雨でもう撥水性を完全に失い、表面は水でびしょびしょに。でも決して浸水はしませんでしたが。ズボンも岩でこすれて穴が空いてしまいましたし、そろそろ雨具の買い替え時ですね。

Boots: AKU Eiger II GTX 07


今回のパイネでのテント泊のために購入した靴。硬質ゴムの厚底のトレッキングシューズ。神田のICI登山本店で購入。パイネに行く前に家の近くを何時間も歩いて履き慣らしました。靴下はミズノのブレスサーモの5本指ソックスにHALISONの総パイルソックスの二重履き。おかげでトレッキングしても豆や靴擦れは一切出来なかった。この靴の履き心地、歩き心地は最高でした。足首のサポートもしっかりしていて、この靴のおかげで捻挫せずに済んだなと感じた事が2度ほどありました。三本塔の展望地で静止しているときは足先が冷え込みました。このときはブレスサーモの薄手のインナーソックスにアクリルのパイルのソックスを2重履き。防寒性はそんなに無いんでしょうね。

2月に北軽井沢にスノーシューをしに行ったのですが、この靴に5本指のインナーソックスとメリノウールのソックスを2重履きしたんですが、足先が凍傷になるんじゃないかと思いました。雪山はマイナス10℃くらいだったんですけどね。靴下が厚すぎて逆に血行が悪くなっているのかもしれません・・・。温泉で暖まった後、バス停でバスを待って立っている時も結構足が冷えました。これは冬山はちょっと無理ですね。

Parque Nacional "Torres del Paine"

年明けにチリのパイネ国立公園で7泊8日のトレッキングをしてきました。トレッキング中はTvs DigitalとGX100で撮影をしました。写真と併せてトレッキング装備の評価も掲載したいと思っています。

さて、両方のカメラで撮った写真を帰宅して見た率直な感想は、「やっぱり一眼レフじゃなきゃダメかな」という事。Tvs Digitalは時々ジオラマ写真のようになってしまうし、GX100は測光やAFがうまくいかない時が結構あったり、色々と不満が残りました。去年のカッパドキアでも同様な不満を持ちました。一昨年スイスでTvs Digitalで撮影したときは大満足だったんですが、何故か次第に画像に不満が出てきてしまっています。

昨年のカッパドキアでの反省を活かし、今回Tvs Digitalはオートブラケットで撮影してきました。